住まいギーク

中国人が指名買い!ブランズタワー豊洲の値上がりを支える実態

中国人が指名買い!ブランズタワー豊洲の値上がりを支える実態

東京都

作成日:2026/03/11 15:03 / 更新日:2026/03/18 15:03

東京都江東区、豊洲エリア。かつては工業地帯としての印象が強かったこの街は、再開発を経て今や湾岸エリアを代表する高級住宅地へと変貌を遂げました。

その中心に位置する「ブランズタワー豊洲(以下BTT)」の資産価値が、周辺相場を凌駕し続けています。日本の実需層が二の足を踏むような高値圏にあっても成約が絶えない背景には、中国系勢力による熱烈な支持が存在します。

本記事では、インターネット上の成約事例やメディアの報道に基づき、海外マネーがBTTに集中する理由とその実態を詳しく解説します。

1. 日本人の相場観を超える高騰!中国系マネーが下値を支える実態

1-1. 坪単価1000万円超でも成約。海外勢が主導する価格形成

ブランズタワー豊洲の中古市場では、日本の実需層の一般的な感覚を大きく上回る取引が繰り返されています。2026年のインターネット上の報告によると、坪単価が1000万円を超える極めて高い水準での成約が確認されるようになりました。

2026年1月の口コミでは「16階の85平米角部屋が2億7980万円(坪単価1090万円)で成約」という豊洲の新記録が確認されています。

さらに同年2月には「3LDK、103.06平米が3億8000万円(坪単価1218.9万円)」という取引が話題となりました。このような高額取引に対し、インターネット上では「本来億ションに住めるレベルではない層まで無理をしている」という冷ややかな声も見られます。

一方で、実際にこれらの住戸を購入しているのは、地元の相場観に縛られない海外勢であるとの指摘も目立ちます。

このように日本の実需層が躊躇する価格帯でも、海外勢が主導する強力な買い需要が下値を強固に支えている可能性があるようです。

1-2. 江東区で突出した中国人の増加。BTTが選ばれる必然性

統計データを見ても、豊洲を含む江東区への中国人流入の勢いは他区を圧倒しています。2023年8月のメディア報道によれば、江東区の在留中国人数は2018年から2023年の5年間で17.9%増という高い伸び率を記録しました。

中でも、「特に人気が集中しているのがBTTである」と名指しで報じられています。(*1) 居住者の属性は、夫婦ともに日本企業や外資系企業で働くパワーカップル、あるいは自身で会社を経営する富裕層の二極化が進んでいます。

彼らの中には、ここ数年で来日した新移民も大井ようです。豊洲駅から徒歩4分という好立地、そして1152戸という大規模なスケール感が、東京の土地勘がない層にも分かりやすい安心感を与えています。

このように海外マネーの流入が特定の物件に集中することで、周辺の中古相場とは切り離された独自の価値基準が形成されています。BTTはもはや、単なる地元の分譲マンションではなく、国際的な資産移動の受け皿となっているのかもしれません。

2. 中国人が熱狂する「豊洲No.1」の豪華スペックと眺望の価値

2-1. 石材を多用した重厚な意匠。ホテルライクな共用部が好まれる理由

中国の富裕層が日本のマンション選びで最も重視する要素の一つが、共用部の豪華さと建物の重厚感です。BTTの屋内は、大理石や御影石を多用した意匠が凝らされており、廊下やエントランスは高級ホテルを彷彿とさせます。

2023年のメディアの取材に応じた中国人住民は、4階に広がる広大なコモンスペースを高く評価しています。そこにはビリヤード台があるレクリエーションルーム、フィットネスルーム、パーティールームなど、充実した施設が完備されています。

コモンスペースの質は、資産価値を誇示するための重要なポイントとなります。セキュリティが厳重であることに加え、管理員やコンシェルジュによるサービスが整っている点も、中国でのタワーマンション生活に慣れた層に響いています。

このように贅を尽くした仕様は、日本の実需層が過剰と感じる部分であっても、彼らにとっては資産としての信頼感に直結します。石材による重厚な作りは、彼らの感性における良いマンションの基準を完璧に満たしているのです。

2-2. レインボーブリッジは「東京の顔」。開放感とワイドビューの魔力

眺望の良し悪しも、海外勢が強気の価格で指名買いをする決定的な要因となっています。BTTの部屋からは、東京タワー、東京スカイツリー、レインボーブリッジといった、いわゆる「東京の顔」を一望できる住戸が多く存在します。

これらは中国人購入者にとって、所有欲を満たす強力なプラス材料として認識されています。中国版のInstagramとされる「小紅書(RED)」では、不動産仲介会社がBTTの開放的な景色を興奮気味に紹介する動画が多数投稿されています。

さらに、豊洲エリアの特徴である広い道と建物が密集していない開放感も、彼らを惹きつける要因です。北京などの大陸の大都市は道幅が広く開放的な街並みが多く、豊洲の景観はその居住体験に近い心地よさを与えています。

港区などの都心部では建物が密集しがちですが、湾岸エリアである豊洲は窓の外に遮るものが少ないという利点があります。この圧倒的な開放感と象徴的な眺望が、坪単価を押し上げる要因として機能しているのです。

3. キャピタルゲインと教育。合理的な新移民の資産防衛戦略

3-1. 夫が不動産プロ。値上がりを確信して実需で買う強み

BTTに住む中国系住民の多くは、単なる憧れだけでなく、非常にシビアな投資目線を持って物件を選んでいます。2023年の取材に対し、ある30代の中国人女性は、夫が不動産関係の仕事をしており「ここは値が上がる」と確信して2022年に入居したと語っています。

彼らにとって、住まいは家族を守る場所であると同時に、将来的なキャピタルゲイン(売却益)を生むべき投資対象です。実際に、新築時より価格が倍以上になったという報告も相次いでおり、その目利きの正しさが証明されています。

また、実利的な側面として教育環境も高く評価されています。BTTのすぐ向かいには小学校があり、通学の利便性と安全性が子育て世代の強い支持を集めています。

このように、生活の利便性と資産の成長性を両立させた戦略的な選択が、中国系住民の間で共通認識となっています。彼らは、教育という長期的な投資と不動産という確実な資産形成を、一つの物件で同時に実現させているのです。

3-2. 利回り3%未満でも売買が止まらない特殊な需給バランス

日本の投資家が「利回りが低い」として敬遠する局面でも、中国系勢力の買い意欲は衰えません。2022年の口コミでも、彼らは賃料収入(インカムゲイン)よりも相続対策や資産の移転を重視する傾向があると指摘されています。

相続税評価額の圧縮(実際の価値と税制上の評価額の差を利用した節税)は、富裕層にとって極めて合理的な戦略です。実勢価格が10億円近い物件であっても、評価額を大きく下げることができれば、相続時の納税額を劇的に抑えることが可能になります。

加えて、日本円が弱含んでいる状況下では、海外に住む中国系富裕層にとって日本の不動産は相対的に割安に見えます。利回りが2%や3%といった水準であっても、現物資産として価値を保存すること自体に意味を見出しているのです。

このように、日本の居住者が重視する貸した時の収益性とは全く別の論理で、価格が形成されています。グローバルな資金逃避先としての地位を確立したことが、BTTの資産価値を周辺相場から浮かび上がらせている理由です。

4. まとめ

ブランズタワー豊洲の資産価値が、新築時から倍増し坪単価1000万円を伺うほどに高騰した背景には、中国系勢力による強固な需要があります。彼らは、日本の実需層が高値掴みを懸念する価格帯にあっても、豊洲No.1というランドマーク性を信じて指名買いを続けています。

ホテルのような豪華な共用部、東京の象徴を一望できる眺望、そして大陸を思わせる開放的な街並み。これらが彼らの感性に合致し、ステータスとしての価値を確立しました。

また、不動産プロとしての投資視点や教育環境へのこだわり、さらには相続税対策という実利的な側面も、高値での成約を強力に後押ししています。

もはやBTTは単なる日本の地方都市の一マンションではなく、海外富裕層が資産を保存するための世界的なプラットフォームと言えるかもしれません。この特異な需給構造が維持される限り、日本の相場観や利回りの常識を遥かに超えた資産価値の独走は、今後も続いていく可能性が高いと言えるでしょう。

*1: 湾岸タワマンの「中国ニューリッチ」増殖の実像 ( https://toyokeizai.net/articles/-/696814 )

マンション購入をお考えの方へ

LIFULL HOME’S 住まいの窓口 #PR

「マンション探し、そもそも何から始めたら...」「今後のライフプランも考えるとどれくらいで予算を組めば...」といった悩みはございませんか? ぜひ利用満足度99%の無料相談所、「LIFULL HOME's 住まいの窓口」をおすすめさせてください。 日本最大級の不動産情報サイト「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」が運営。 住まい選びのプロに中立な立場で相談することが出来ます。 無料なだけでなく、 ・店舗に行かずともオンラインで相談可能「営業行為は一切いたしません」と謳っている であるため、気軽に相談をする事が可能です。 こちらのURL( https://counter.homes.co.jp/voices-online/ )から実際の利用者の口コミを確認出来ますが、私の方で気になった声をいくつか引用いたします。(*2026年1月23日時点で掲載を確認)

相談は何度でも無料ですので、客観的な情報を得るための一つの手段としてご活用ください。

この記事を書いた人

住まいギーク管理人

住まいに関する情報を届けるメディア、住まいギークを運営。
ソース元を可能な限り明記し、信頼出来る記事作成を心がけています。

住まいギーク